2008年6月13日(金)「しんぶん赤旗」

虚構の多数による「信任」可決

志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は十二日の記者会見で、同日の衆院本会議で福田康夫首相信任決議案が可決されたことについて問われ、福田内閣への国民の厳しい批判は、後期高齢者医療制度に対する日本列島を揺るがすような怒りや、沖縄県議会選挙の結果などで、二重、三重に示されていると強調しました。

 志位氏は、衆院では現在、与党が三分の二以上の議席を持っていることについて、「三年前の『郵政選挙』で国民を欺いて取った議席であり、いまとなっては虚構の多数だ」と指摘。「その虚構の多数で信任決議を可決したからといって、この内閣の正当性が国民的に裏付けられたということには到底ならない」とのべました。


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