2008年6月7日(土)「しんぶん赤旗」
学費軽減 全く同感
党「提言」 石井副委員長に教授会連合
日本共産党の石井郁子副委員長・衆院議員と足立正恒学術・文化委員会責任者は六日、東京都内で「国庫助成に関する全国私立大学教授会連合」の角岡賢一氏(龍谷大学教授)、垣内伸彦氏(愛知大学教授)ら代表と、党が発表した「学費提言」や国庫助成の増額と制度の改善について懇談しました。
石井氏は「学費提言」がマスコミで取り上げられ、反響を呼んでいることを紹介。経済的理由で学業を断念する若者を生まないための最小限の施策をまとめたものが「学費提言」だと説明しました。「提言」は大学について、国立大学の授業料免除枠の拡大、私立大学生への授業料直接助成制度の創設、日本学生支援機構の奨学金をすべて無利子にすること、国際人権規約の学費無償化を求める条項の留保撤回を提案しています。石井氏は「国民的な運動をつくるために、共同を広げたい」とのべました。
国庫助成教授会連合の代表は「共産党の提言はタイムリーです。私たちは四十年間学費軽減の運動を続けてきたのでまったく同感です。とくに、学生への直接助成制度は重要です」とのべました。懇談では地方の私立大学の経営の困難な現状も語られました。学費軽減は国立私立を問わず、切実になっており協力して国民的運動にしていきたいと話がはずみました。
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