2008年6月6日(金)「しんぶん赤旗」
後期高齢医療制度
座り込みのお年寄り激励
志位委員長「ともに奮闘」
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後期高齢者医療制度の廃止を求めて厚生労働省前(東京都千代田区)で座りこみを続けているお年寄りを、五日午後、日本共産党の志位和夫委員長と穀田恵二国対委員長が激励し、ともに座りこみに参加しました。
座りこんでいるのは、全国老後保障地域団体連絡会と東京都老後保障推進協会の人たち。
志位委員長は「厚生労働省は、後期高齢者医療制度によって、所得の少ない人の保険料は下がるといってきたが、不十分な厚労省調査でも、逆に所得の少ない人ほど負担増になった人が多く、所得の高い人は負担増になった人が少ないという結果になりました。保険料という制度の根本で国民にウソをついてきた。制度そのものが根本からボロボロです」とのべました。「制度が間違っている以上、まず元にもどし、そのうえでどんな制度がいいのか、財源を含めて国民的議論をすべきです。制度廃止までともにがんばりましょう」とよびかけました。
志位委員長と穀田国対委員長の座りこみに、若い女性が「がんばって」と声をかけていました。
座り込んでいる一人男性(76)は「わざわざ駆けつけていただいてみな喜んでます。私たちの一番の願いは、制度を元に戻せということです」と話しました。
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