2008年5月30日(金)「しんぶん赤旗」
応益負担廃止へ請願
きょうされん 130万人分署名を提出
障害者が通う小規模作業所や授産施設などでつくる「きょうされん」(西村直理事長)は二十九日、障害者自立支援法によるサービス利用で障害者に重い自己負担を強いる「応益負担」の廃止などを求めて第三十一次国会請願行動をしました。三百八十人が参加し、百三十万人分の請願署名を提出しました。
各政党との懇談会も行い、日本共産党国会議員団との懇談会には、穀田恵二、高橋千鶴子、吉井英勝の各衆院議員と、紙智子、小池晃の各参院議員が参加しました。
西村理事長は「政府は障害者自立支援法の『特別対策』を行い、一定の歯止めにはなりましたが、本質的な改善にはなっていません。三年後の制度見直しで応益負担を撤廃させるため、引き続き運動をひろげよう」とのべました。
同理事長は党国会議員団に対し、応益負担の廃止のほか、障害者の生活と雇用を保障するための制度の創設や小規模作業所への補助金制度の拡充、障害者の権利条約の批准にむけたとりくみの強化などを求めました。
小池議員は「生きるために必要な医療・福祉に利用料をとるなど、制度の根本がまちがっています」とのべ、引き続き力を合わせて、応益負担の廃止と要求実現のために全力をあげる決意を表明しました。
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