2008年5月24日(土)「しんぶん赤旗」
後期高齢者医療制度廃止めざし
一点で共同 京都連絡会結成
後期高齢者医療制度の廃止をめざす一点で幅広い共同を広げようと、「後期高齢者医療制度の廃止！京都連絡会」が二十三日夜、結成されました。同連絡会結成は、労組や民主団体でつくる京都社会保障推進協議会がよびかけたもの。結成のつどい（京都市中京区）には九十一人が参加、地域の開業医や老人会など幅広く参加をよびかけ、府内の全自治体に廃止決議を広げること、三十万人分の署名を集めることなどを確認しました。
京都社保協の高橋瞬作副議長があいさつし「この制度は廃止しかない。お年寄りの命と健康、人としての尊厳を守るために大きな運動にしていこう」と訴えました。
運動交流では、「家族三人が別々の保険制度にされ、保険料が五・三倍になった。とんでもない制度だ。全会一致で連絡会への参加を決めた」（高齢者事業団）、「結成して一カ月。あるお医者さんは署名用紙を置いてくれた。廃止へ大きなうねりをつくりたい」（後期高齢者医療制度の廃止を求める乙訓の会）、「不服審査請求に取り組む。必要な医療がまともに受けられない制度は早く廃止させたい」（生活と健康を守る会）など廃止への決意が相次ぎました。
府広域連合議会から曽我千代子議員（木津川市議）、日本共産党の妹尾直樹議員（京都市議）が発言。曽我議員は「弱い人をどう支えていくかが政治だ。民主主義の原点をなくしては日本は成り立たない。ともにがんばりたい」と訴えました。
日本共産党の成宮まり子・京都国政委員長が訴えました。
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