2008年4月24日(木)「しんぶん赤旗」

保健所機能強化を約束

新型インフル対策 高橋議員に厚労相


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(写真)質問する高橋千鶴子議員=23日、衆院厚生労働委

 感染症予防法と検疫法の改正案が二十三日の衆院厚生労働委員会で全会一致で可決されました。これに先立ち、日本共産党の高橋千鶴子議員が両改正案に関連して質問に立ちました。

 新型インフルエンザの対策について高橋氏は、東京都は独自に区市町村に補助し、感染防護服五十万セットなどを備蓄しているが、国は自治体の備蓄の基準を示しておらず、財政措置もないと指摘し、必要な対策を求めました。厚労省の西山正徳健康局長は、「東京都は先進的なほうだ」とのべ、早急に検討すると答えました。

 また、全国の保健所が二〇〇五年度の五百四十九カ所から〇七年度の五百十八カ所へと減り、保健所の医師も六年間で百九十六人も減少したと指摘。保健所に新型インフルエンザ対策のための「発熱相談センター」が設けられることも示し、十分な数の医師の配置を要求しました。

 舛添要一厚労相は、医師の不足を認めたうえで、「保健所の機能強化と医師の確保に全力をあげる」と約束しました。


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