2008年3月13日(木)「しんぶん赤旗」
後期高齢者医療制度中止めざす
与野党25議員出席 医療関係者国会で集会
公明だけ欠席
医療団体連絡会議(全国保険医団体連合会など六団体)と中央社会保障推進協議会は十二日、東京都千代田区の衆院第二議員会館の会議室で、「後期高齢者医療制度の中止・撤回をめざす3・12国会内集会」を開き、二百五十人が参加しました。集会では、二月二十八日に野党四党共同で衆院に提出された「後期高齢者医療制度廃止法案」のすみやかな審議と、四月実施予定の同制度の中止・撤回を求めるアピールも採択しました。
公明党以外の与野党の国会議員二十五人が参加してあいさつ。日本共産党からは、小池晃政策委員長(参院議員)はじめ、高橋千鶴子衆院議員、井上哲士、紙智子、仁比聡平、山下芳生の各参院議員の合計六人が参加しました。
主催者を代表して全日本民主医療機関連合会の鈴木篤会長があいさつ。「改悪法が通ると普通、反対運動が小さくなるが、後期高齢者医療制度では逆に大きくなっている。撤回させるまで、あきらめずにたたかいましょう」と訴えました。
全国各地からの参加者も発言。兵庫県尼崎市からの参加者は「市議会の各党議員を一人一人訪ね、自民党議員を含め全会一致で反対の意見書を採択した」など、運動の広がりを報告しました。