2008年3月7日(金)「しんぶん赤旗」

漁業への対策急いで

原油高騰、自衛艦衝突事故

吉井、瀬戸氏ら省庁交渉


 原油高騰とイージス艦漁船衝突事故問題での緊急対策を求めて六日、日本共産党の吉井英勝衆院議員、瀬戸恵子衆院比例候補ら近畿地方の衆院候補が農林水産省水産庁、厚生労働省、総務省と交渉しました。

 水産庁で吉井議員は、「これだけ原油が高騰しているなかで、広い範囲にわたって暮らしや営業が大変になっています。漁業についても燃料代の直接補助をはじめとした緊急対策を」と申し入れました。

 金田みねお衆院比例・兵庫3区候補は「イカ漁は出漁中二十時間燃料をたき続けなければならず、一回の水揚げ十万円にたいし燃料代が十五万円もかかる。出漁を見合わせざるを得ないという声がある」とのべ、厳しい実情に見合った対策を求めました。

 イージス艦漁船衝突事故問題で吉田さゆみ京都5区候補が「十年前も接触事故があった。自衛艦が漁場をスピードも落とさずに走っており、多くの漁業者が恐怖を感じている。訓練は沖でやってほしい」と実情を訴えました。

 「そういう実態は知らなかった」と答える水産庁側に、実態調査をおこない安全操業へ万全の対策をとるよう求めました。

 総務省では、原油高騰対策を実施する自治体への支援を求めたのにたいして、省側は「自治体のアイデアを尊重する」とのべるとともに、福祉灯油は寒冷地に限定しないこと、老人ホーム等にたいする暖房・燃料費高騰分や公衆浴場にたいする助成、農林漁業者にたいしては燃料費助成、ビニール代への補助などを実施したことを明らかにしました。



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