2008年2月20日(水)「しんぶん赤旗」
イージス艦衝突
志位委員長が強く抗議
救助に全力、真相解明を
海上自衛隊のイージス艦「あたご」が千葉県房総半島沖で漁船に衝突し、漁船の乗組員二人が行方不明になった事件について日本共産党の志位和夫委員長は十九日の福岡市での演説会で党の立場を述べました。
志位氏は「国民の命を守ることを使命にしているはずの自衛隊の艦船が、漁船を沈めるなどということは、絶対にあってはならないことだ」と厳しく批判しました。
そのうえで、イージス艦は最新鋭のレーダーなどを装備し、周囲何十キロという探索ができ、見張り員も立っていたはずだと指摘して、「周辺を監視していた人員がいたはず。信じがたい事故であり、強く抗議をしたい」と述べました。
志位氏は、「政府に対し、捜索と救助に全力を尽くすとともに、真相究明、再発防止を強く要求していきたい」と話しました。