2007年12月11日(火)「しんぶん赤旗」
日米平和・文化交流協会の理事
民主・前原副代表が退任
民主党の前原誠司副代表が、五日付で日米平和・文化交流協会理事を退任していたことが十日までに分かりました。
同協会は外務省の認可団体で、日米軍事利権疑惑の中心人物とされる秋山直紀氏が常勤理事を務めています。軍需企業による兵器売り込みの場にもなっている「日米安全保障戦略会議」を共催。外務省の外郭団体から受けた助成金を、安全保障議員協議会などの関連団体に流す役割を果たしていたことも明らかになっています。
前原氏は、二〇〇三年に開かれた「日米安全保障戦略会議」のパネルディスカッションで、「憲法を改正し、九条に集団的自衛権を明記し、集団的自衛権の問題をブレークスルー(突破)しなければいけない」と発言するなどタカ派的言動を繰り返してきました。今年五月の同会議でも、武器禁輸原則の見直しを求めています。
前原事務所は本紙の問い合わせに対し、「担当者がいないので答えられない」としています。
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