2007年10月23日(火)「しんぶん赤旗」

偽装請負根絶しよう

共産党と労働者が懇談


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(写真)「偽装請負とたたかう労働者との懇談会」で発言する参加者=22日、参院議員会館

 「偽装請負をやめさせて正社員化、派遣法の抜本改正を」―日本共産党国会議員団「偽装請負の根絶と正社員化を求めるプロジェクトチーム」は二十二日、偽装請負とたたかう各地の労働者と国会内で懇談会を開くとともに、岸宏一厚生労働副大臣に偽装請負の根絶などを申し入れました。

 懇談会ではトヨタ系会社や松下プラズマディスプレイ、日亜化学、いすゞ自動車などとたたかう五氏が、勇気を持って告発した思いを交えて、「直接雇用の約束を会社がほごにし、無職にされた。約束を守れとたたかっている」(日亜化学の島本誠さん)「直接雇用になったが、最長でも二年十一カ月で雇い止め。全員を正社員化せよと求めている」(光洋シーリングテクノの矢部浩史さん)と怒りをこめて報告しました。

 「偽装請負を告発し直接雇用を実現したが、短期間で解雇された。裁判でたたかっている」(松下プラズマの吉岡力さん)など形だけ変えて“使い捨て雇用”を続けられる実態やたたかいを次々と語りました。

 あいさつしたプロジェクトチーム責任者の小池晃参院議員は、財界が規制緩和をねらうなか、各地のたたかいと国会論戦が政治を動かし、派遣法の見直しを求める声が広がっていると指摘。「今がたたかいの正念場。さらに声を上げ、希望ある解決の道を切り開いていこう」と訴えました。

 全労連や民青同盟、首都圏青年ユニオン、党徳島県議団ら約五十人が参加し、熱心に意見交換しました。

 懇談と申し入れには、小池責任者と高橋千鶴子、吉井英勝、塩川鉄也各衆院議員、大門実紀史、仁比聡平両参院議員が参加しました。



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