2007年9月30日(日)「しんぶん赤旗」
温室ガス削減
「米案は不十分」
市民団体が集会
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【ワシントン=山崎伸治】「気候を変えるな、ブッシュを変えろ」―米政府主催の温室効果ガスの主要排出国会議が開かれているワシントンの米国務省近くの公園で二十八日、米環境保護団体が、ブッシュ政権の温室効果ガス排出削減策は不十分だと訴えました。
フレンズ・オブ・アースやグリーンピース、天然資源防衛評議会(NRDC)などが呼び掛けた昼休み集会には、約百五十人が参加。各団体の代表らが発言しました。
米気候非常事態評議会のテッド・グリックさんは四日からハンガー・ストライキを実施中。「私たちはブッシュ大統領に導かれて、がけっぷちに立たされている。道を間違った。戻らなければならない」と訴えました。
憂慮する科学者連盟のオールデン・マイヤーさんは、ブッシュ大統領の二十八日の演説について、「お客を夕食に招待しながら、料理を出さないようなもの」と、具体的な温室効果ガス削減目標にふれなかったことを批判しました。
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