2007年8月31日(金)「しんぶん赤旗」
独連邦議会副議長と穀田・笠井両議員が懇談
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日本共産党の穀田恵二国会対策委員長・衆院議員と笠井亮国際局次長・衆院議員は三十日午後、ドイツ連邦議会副議長のペトラ・パウ左翼党議会会派副議長と国会で懇談しました。パウ氏はメルケル独首相に同行して訪日中です。
懇談の中で穀田氏は、パウ氏の質問に答えて、参院選での自公政権の歴史的敗北の原因について説明。貧困と格差拡大の新自由主義政策や「戦後レジームからの脱却」という戦前への復帰と憲法改悪の路線にたいする国民の厳しい審判だったことを指摘しました。また、新しい情勢のもとでのテロ特措法延長阻止のたたかいなどについてのべました。
パウ氏は、ドイツ国民の七割がアフガニスタンへの独軍派兵に反対し、55%の国民が最低賃金制の導入を求めるなど、ドイツにも日本とよく似た政治情勢があることを説明。国会内では少数だが、国民的には多数派の声をどう実現していくかという戦略的課題にとりくんでいるとのべました。