2007年8月7日(火)「しんぶん赤旗」

困っていることありませんか

中越沖地震

ボランティア ご用聞き開始


 新潟県中越沖地震の被災者の家を一軒一軒訪問する、日本共産党新潟県委員会と被災者相談センターのご用聞きボランティアが六日から始まりました。県内外のボランティアや県常任委員、柏崎市の持田繁義、片山康夫、宮崎孝司の三市議ら約三十人が参加しました。

 片山市議ら向陽町を訪問した班は、「困っていること、相談したいことはありませんか」と尋ねました。家が少し傾き、障子戸が動かない家の女性は「直せば住めると言われるが、年金暮らしでお金が出せない」といいます。

 片山市議らが「被害判定によって支援が大きく違ってくる。納得できないときは再度調査してもらえます。困ったときはセンターに相談を」と伝え、女性は「言える権利があるのですね。教えてもらって助かります」と話しました。

 一人暮らしのお年寄り七世帯が住むアパートで、被害が出ているのに大家が地震後一度もきていないと相談され、住人の立ち合い人を決め、片山市議と大家に面会することにし、「大変でしょうけど体に気をつけて」と激励。一人暮らしの女性(70)は「話を聞いてもらって少し安心しました」と話しました。

 被害が少ない被災者にも声をかけました。「風呂釜を直したが外なので支援が出ない」という人には、「いっしょに声を大きくして制度を広げましょう」と呼びかけました。



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