2007年7月4日(水)「しんぶん赤旗」

“憲法守れ”500万署名

貧困打開へ秋に大集会 全労連が提案へ


 全労連の小田川義和事務局長は三日の定例会見で、八月一日から開く評議員会で、来年の通常国会までに憲法改悪に反対する五百万人署名に取り組むことを提案する考えを明らかにしました。


 改憲手続き法の成立で、改憲策動が新たな段階に入る一方で、「戦争をする国」づくりへの国民の批判と反撃は目に見える形で強まっており、憲法を守る世論と運動を今こそ広げるときだと強調しました。

 最低賃金の大幅な引き上げをはじめ、貧困と格差を是正する「国民的な運動」をすすめ、秋には「国民大集会」を計画。政府・財界が狙う労働法制改悪に対抗し、「働くルール」の確立を求める新たな運動を提起したいとのべました。

 また、寺間誠治組織局長は、食肉偽装事件で苫小牧ローカルユニオン・ミートホープ分会が結成され、六月二十九日の最初の団体交渉で解雇を撤回させたことを報告。労働相談を通じて組合結成に至ったことを紹介しながら、労働組合としての役割を発揮していきたいとのべました。



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