2007年5月10日(木)「しんぶん赤旗」
市場化テスト法改定案可決
登記業務を民間開放
共産党反対
市場化テスト法改定案が九日の衆院内閣委員会で、自民、民主、公明各党の賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。
同改定案は、公務員が担っている登記業務について、登記事項証明書の交付や登記簿の閲覧にかかる事務などを、民間業者に委託することを規定しています。
日本共産党の吉井英勝議員は反対討論で、市場化テストで登記業務を民間開放することによって、(1)国の登記業務への責任後退(2)行政サービスの低下や個人情報の漏えいがおこり、登記制度の信用と信頼が損なわれる―などのおそれがあることを指摘。また、改定案は公務員の定数削減とともに、委託された民間労働者の労働条件も低下させるものだと訴えました。