2007年2月21日(水)「しんぶん赤旗」
参院憲法特
審議出口決めるな
仁比氏主張 民・社は理事懇退席
改憲手続き法案審議の“受け皿”として今国会から設置された参院憲法調査特別委員会の初の理事懇談会が二十日開かれました。民主党は改憲手続き法案について与党が「憲法記念日の五月三日までに成立させる」(自民・二階俊博国対委員長)などと発言を繰り返し、単独採決も辞さないとの姿勢を示していることに反発。「与党幹部の発言が維持されたままでは協議にはのぞめない」(民主党の梁瀬進議員)と理事懇談会を社民党とともに退席しました。
日本共産党の仁比聡平議員は、「一連の与党幹部の発言は出口(採決)を決めてやろうというもので、参院の独自性を侵すものであって許されない」と批判。民主、社民両党が退席したもとで特別委の運営ルールを協議するのは不正常であり、理事懇を続けるべきでないと強く主張。与党の責任で正常化するよう強く求めました。
与党側は民主、社民両党に理事懇談会への出席を要請しましたが、両党は応じずに散会となりました。