2007年2月12日(月)「しんぶん赤旗」

改憲手続き法案与党単独で採決も

自民・二階国対委員長


 自民党の二階俊博国対委員長は十一日のNHK番組で、改憲手続き法案について「議論に長い時間をかけすぎた。五月三日の憲法記念日までに成立させることが大事だ」とのべ、民主党の賛成が得られない場合は与党単独採決もあり得るとの姿勢を示しました。

 民主党の高木義明国対委員長は「手続き法は憲法にかかわり、議論を与野党で詰めるのは大事だ。これまでもオープンな形で議論がされてきた」としつつ、「国民投票の対象などさらに議論が必要だし、参院では議論に手がついていない」とのべ、態度を明確にしませんでした。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は「改正手続き法がないことで国民が不便を感じたり権利を侵害されたことはない。改憲手続きは九条改憲と連動していると(協議の)当事者が明らかにしている。法案の内容自身も(有権者の)二割台の賛成で憲法が変えられる方向など改憲しやすい内容であり、問題がある。自民、民主両党の合作で憲法を変える道は許せない」と批判しました。


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