2007年1月25日(木)「しんぶん赤旗」
小会派の発言保障を
参院 共産・社民申し入れ
日本共産党と社民党は二十四日、参院の本会議質疑や議院運営委員会の委員配置について、市川一朗議運委員長に申し入れました。
参院では、十人未満の会派には、本会議での質疑が政府四演説と決算報告に対する質疑以外は認められていません。議運については委員配分されず、理事会へのオブザーバー出席もできないでいます。
申し入れた日本共産党の吉川春子参院議員団長、仁比聡平参院国対副委員長、社民党の渕上貞雄参院議員会長は、小会派を含めすべての会派の意思が反映されるようにしてこそ、国民の多様な意思と要求をより正確に議会に反映できると主張。これまで小会派の発言の保障は参院改革の重要な柱として位置付けられ、参院定数も削減されている点を踏まえても議運委員の配分方法の見直しは必要と指摘しました。
市川委員長は「議運としても検討してみる。(申し入れの内容は)きちんと受けとめさせていただく」と答えました。