日本共産党

2003年1月3日(金)「しんぶん赤旗」

事態の悪化阻止で一致

北朝鮮核問題

中国、韓国が協議


 【北京2日鎌塚由美】北朝鮮の核問題を協議するため訪中している韓国の李泰植外交通商次官補は二日、北京で中国の王毅外務次官と会談し、「双方は事態を悪化させないよう、ともに努力していくこと」(韓国政府高官)で一致しました。

 李氏は、今回の会談の目的を「核問題の行き詰まりを建設的に打開するため」としており、北朝鮮と伝統的友好関係にある中国に北朝鮮へのさらなる働きかけを要請したものとみられます。

 中国政府は、これまで一貫して朝鮮半島の非核化を主張。今回の北朝鮮の核問題については、「一九九四年の枠組み合意を重んじ履行し、対話を通して問題解決を」と米朝双方に呼びかけ、話し合いのテーブルにつくよう求めてきました。中国外務省は同日、今回の協議について「ともに関心をもつ北朝鮮の核問題で意見交換した」とコメントしました。


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