2002年12月19日(木)「しんぶん赤旗」
【コルカタ(旧カルカッタ)18日小玉純一】志位和夫委員長を団長とする日本共産党南アジア訪問代表団は十八日午前、インドのニューデリーから空路、西ベンガル州のコルカタに到着しました。
空港玄関前の広場では、飛行機が二時間遅れたにもかかわらず、地元のインド共産党(マルクス主義)=CPIM=の人たち約二百人が一行を出迎えました。特設舞台で同党のアミタバ・バース州委員会書記、アミタバ・ナンディ州委員会委員らが代表団を一人ひとり紹介。志位団長があいさつを求められ、「ダンノバード(ありがとう)」とベンガル語であいさつすると、大きな歓声がおこり、貧困対策、農地改革、教育・福祉の増進など、西ベンガル州政府の達成と成果をよく見聞したいとのべました。
あいさつが終わると、大きな拍手とともに「両党の友情と連帯を末永く」というシュプレヒコールが次々あがり、熱烈な歓迎を受けました。
西ベンガル州はCPIMを中心とする左翼勢力が二十五年間政権を担っています。
ニューデリー出発にあたっては、空港でCPIMのハリ・シン・カン中央書記局員、日本大使館の小川和也公使の見送りを受けました。
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日本共産党代表団はニューデリー滞在中、記者会見をおこない、今回のインド訪問や日本共産党の野党外交の実際や考え方についてのべました。また林暘日本大使、西ケ廣渉、小川和也両公使と懇談しました。
市内にあるムガール時代の城さい「レッド・フォート」やマハトマ・ガンジーを火葬した場所である「ラージ・ガート」などを訪問したほか、国会議事堂で本会議を傍聴しました。