日本共産党

2002年11月27日(水)「しんぶん赤旗」

拉致被害者支援法成立へ

与野党国対委員長が合意

来週早々にも


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国会内で開かれた与野党国対委員長会談=26日

 北朝鮮当局によって拉致された被害者などを支援する法案について、与野党の国対委員長は二十六日、国会内で会談を開き、来週早々にも成立をはかることで合意しました。

 会談では、自民党から、与党プロジェクトチームが二十五日に各党へ提示した拉致被害者への支援法案の扱いについて、全会派賛成のもとで衆院厚生労働委員長提案とし、衆院を二十八日の本会議で通過させ、来週早々にも参院で成立させたいとの意向が表明され、各党とも了承しました。

 野党側は同時に、「支援措置をよりよいものにするためにも、一定の時間をとって審議すべきだ」(日本共産党の穀田恵二国対委員長)と主張。二十七日の衆院厚生労働委員会で質疑も行うことになりました。

 同会談に続いて参院でも与野党各会派の国対委員長会談が開かれ、法案が衆院から送付されれば、成立のため速やかに対応していくことで一致しました。

 法案は、拉致被害者とその家族の支援に関する国と地方自治体の責務を明らかにするとともに、被害者とその配偶者らの自立を促進し、被害者の拉致によって失われた生活基盤の再建のため、給付金などの経済支援のほか、生活相談、公営住宅の優先入居、職業訓練の実施など必要な施策を定めるものです。

 


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