2002年11月15日(金)「しんぶん赤旗」
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十七日投票の京都府舞鶴市議選挙(定数三十、前回比二削減)は有力三十一候補が文字通り一票を争う少数激戦。日本共産党の近藤かずま、おざき裕史=以上現=、いだ悦子、小杉えつ子=以上新=の四候補は、大型公共事業優先を改め乳幼児医療費助成の拡充や国保料の引き下げなど暮らし応援の政策を訴え、一議席増を勝ち取るために支援をよびかけています。
十四日夜には、穀田恵二衆院議員・国会対策委員長が駆けつけ、「市政をチェックし市民要求を真っすぐ届ける日本共産党の四候補を何としても押し上げてほしい」と訴えました。
穀田氏は、北朝鮮による日本人拉致問題を利用して、公明党が「拉致を棚上げにした共産党」「朝鮮労働党と『友党』関係」などと事実をねじ曲げて攻撃していることにたいして、事実に基づいて反撃しました。
穀田氏は、公明党の「拉致問題を初めて明らかにした質問はだれか」という国会質問に、谷垣国家公安委員長が「(公明党の質問では)北朝鮮の拉致であるかどうか答弁していない」と答え、政府が初めて北朝鮮の拉致疑惑を認めたのは、一九八八年の日本共産党の橋本敦参院議員への答弁であることを明らかにしたと指摘しました。
九九年にみずからも参加した超党派訪朝団で、日本共産党代表が金日成廟(びょう)で無法を指導した人物の礼拝を拒否したのにたいし、公明党代表は礼拝し記帳までおこなった事実を紹介して、「党利党略で事実をねじ曲げ他党を批判する暇があるのなら、みずからとってきた態度を国民に明らかにすべきだ」と批判しました。