2002年9月21日(土)「しんぶん赤旗」
「日朝交渉再開は重要な前進の一歩」「拉致は許せない国際犯罪。交渉のなかで、真相解明、責任の追及と謝罪、補償を」――東京都日本共産党女性後援会は二十日、JR新宿駅西口前で宣伝、日朝会談をめぐる日本共産党の立場を訴え、反響を呼びました。
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宣伝では、志位和夫委員長の日朝会談についての談話を掲載した東京民報号外ビラを配布。東京母親連絡会「青空の会」の有薗栄子さん、詩人の小森香子さん、東京民医連内後援会の前沢淑子さん、小松恭子都議が訴え。小松氏は、拉致被害者や遺族への心からのお見舞いをのべ、「国交正常化に向けた交渉のなかでこそ、拉致問題をはじめ日朝間のさまざまな問題を解決する道筋が開けます」「平和への道を開くために、話し合いの方向を推し進めましょう」と訴えました。
道行く人たちの関心は高く、歩み寄ってビラを受け取る人やじっと訴えに聞き入る人の姿も。「共産党は『拉致はでっちあげ』といっていたのではないのですか」と話しかけてきた青年は、後援会員の説明をきいて、「そうですか。共産党の立場がよくわかりました」と話して、ビラを受けとっていきました。
先の戦争で父を亡くしたという女性(70)=杉並区=は、「いつもいちばん苦しめられるのは庶民。拉致被害者の家族の人たちをみて本当に涙がでました。しっかり交渉して、補償をしてほしい」と話していました。