日本共産党

2002年4月24日(水)「しんぶん赤旗」

有事法制反対

集会、行進、飛入り参加も

民青同盟が全国行動

シール投票で全員「反対」


 日本民主青年同盟(民青同盟)は十九日から二十一日までの三日間、「STOP有事法制 全国いっせい行動」としてピースウオークや署名、シール投票で平和をアピールしました。どこでも大きな反響が寄せられ、青年のなかに「戦争はイヤだ」の声が高まっています。

 集会に飛び入り参加が生まれたのは神奈川県です。県内三カ所でピースライブやパレードを行いました。一週間前の宣伝でパレードを知り、参加したストリートミュージシャンの男性(20)は「誘われたときに初めて有事法制について知った。戦争協力を拒むと罰せられると聞き驚いた。戦争で傷つくのはなんの罪もない人たち」と話します。有事法制反対のコールに店から出てきて見つめる人、仕事の手を休めてビラを受け取る人、一緒にコールする女子高校生の姿が見られました。女子中学生は「みんなで一つのことをやるのはかっこいい」とパレードに加わりました。

 岡山県では署名とシール投票で宣伝しました。「有事法制を知っていますか」「戦争に行けと言われたら行きますか」のボードを持って対話。高校生二人組は「病院やJRが戦争優先で使われることになるし、イヤだと言ったら犯罪者扱いされるんだ」と説明を受け、「それはイヤだ」。大学生は「将来医療従事者になろうと思っているので人ごとではない。困ります」。「テレビで聞きました。僕はやばいと思う。戦争協力を拒否したら犯罪者なんてまるで戦前ですね」と話す青年がいました。

 ほかにも「アメリカの戦争拡大について」「有事法制について」のシール投票に四十人全員が「反対」(福井県)、エイサーの青年が登場して注目を集めた(徳島県)、「みなさんは戦争をしたいですか」と問いかけると大声で「反対」という声が返ってきた(埼玉県)、ラップ、太鼓、フルートも使って宣伝した(愛知県)など、二十三都道府県で対話にとりくみました。

 民青同盟中央委員の富山健さんは「全国どこでも、ものすごい反響なんですよ。対話すると打てば響くように『戦争反対』の声が返ってきています。とりくんだ青年自身も元気になっています。がんばりしだいで世論は変えられると感じています」と話しています。

 


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